金持ち父さん貧乏父さん 本紹介!

お金の概念を変える

 

この本はお金についての教育をしない学校に対しお金について根本から理解を深めてくれる本です。

 この、金持ち父さん貧乏父さんには、作者であるロバート・キヨサキの子供時代のそれぞれの親の考え方によってお金の見方が変わるということを教えてくれます。片方の親である貧乏父さんはロバートの実親であり学校の教師、もう一方の親は仲の良い友達の親で金持ち父さんで経営者である。

 貧乏父さんはお金について良い教育を行い、良い成績をとり、良い大学を出て、大企業などの福利厚生が整った企業に就職することが成功であり、お金持ちになるために必要なことだと考える。一方で、金持ち父さんは教育こそ大切にしているが、学校ではお金のことを教えてくれないと言い、大事なのはお金についての知識であるファイナンシャル・インテリジェンスを鍛えることこそがお金持ちになる方法だと考える。

 この二人の考え方の大きな違いはお金がどのような形で生まれるのかを知っているか知らないかである。貧乏父さんは会社からの給料でしかお金が生まれないと考えているのに対して、金持ち父さんは投資や会社を作るなど多様な生み出し方を知っている。

 また、金持ち父さんは何が資産であり何が負債であるかを明確にすることが重要であることを教えてくれます。例えば、家や車は資産であると考える人が多くいますが、ロバートはそこに一石を投じ,家や車はお金を出していく負債として考えている。また、収入が入れば支出よりも先に自分自身の資産に対してお金を使うことが賢いやり方だと考える。この考え方はお金の流れを明確に理解するために役に立つ。

 お金を稼ぐ中でも大事な四つの要素があり。会計力・投資力・市場の理解・法律力であると導いてくれます。この四つの中で特に会計力はすべての基盤でありビジネスに対して不可欠な能力です。会計力を鍛えれば資産と負債を見分けることができます。 

 ロバートがこの本で伝えたいことはお金に対しての理解を深めろということと世間の常識的な考え方を一度疑ってみて、最初の一歩を踏み出して大胆に行動していこうということだ。お金に対して理解を深めたい方はぜひ読んでみてください。